あやとり人間
ようやく会えた家族や親しい友人と同じ空間を過ごす時、おしゃべりしたい時もある一方で、コミュニケーションは言語だけではない。子どもの頃のように一緒に遊び、おかしくて笑ってしまう時間は楽しい。本提案は親しい人と一緒に挑む巨大なあやとり。ぐっと離れたり近づいたり、リアルな距離感がコロコロ変わりその身体感覚が新鮮。少し先の未来に例えば4世代を超えて、慣れない動きに爆笑しながら、「つながる」時間を提供する遊びの提案。
さらさらして滑りやすく、ストレッチ性に優れた 約11m /約150gの「ひも」と、
その場ですぐに全身で遊び始められるように「読み札カード」を1つのセットに。
その場ですぐに全身で遊び始められるように「読み札カード」を1つのセットに。
- 遊び方 -
約11mのひもと、読み札カードを準備し、2人のプレーヤーと1人の読み手に分かれる。「はじめのかまえ」のカードが読まれて、絵のようにスタンバイする。
ここから、動きの指示が書かれた読み札がランダムに読まれていき、それにそってあやとりをつくっていく。あやとりでは親指、小指だったものを、読み手側を手前、向こう側を奥として、例えば「手前の足で 一番奥のひもを とります」のように、読み札が読まれていく。
読み札の例
名付けてカード
この「名付けて」のカードが出てきたら、即興で名前を付ける。通常のあやとりは目的の形を目指してあやとりを進めるが、昔の人があやとりの形を何かに見立てたように、偶然できたあやとりの形に想像をめぐらせる、読み札。
お開きカード
そして、この「お開き」カードが読まれたら、早くあやとりから脱出できた方が勝ち。
Designer : Haruka Mitani, Yuki Yawata, Daisuke Kakinoki